省エネルギー診断による工場の空調設備改善

一般財団法人省エネルギーセンターでは、
省エネルギー診断を実施しています。

工場の省エネルギーチェック項目
というものもあり、

・一般管理事項
・空調・換気、冷凍・冷蔵設備
・ポンプ・コンプレッサー
・ボイラ、工業炉等の熱設備
・照明、受変電設備、電動機、OA機器
・生産設備、その他

となっています。

 

空調・換気設備 改善提案項目

診断の結果、出された提案項目です。

提案件数の多い順に

・設定温度の適正化
・高効率機器への更新
・室外機フィンの清掃
・ファン・ポンプのインバータ化
・外気・日射等外部熱負荷の低減
・室内機フィルタの清掃
・待機電力の削減
・不要時の停止

 

普段何気なく使っているからこそ
気づきにくいということも
あるかもしれません。

換気扇と室外機

特に室外機は、
設備設置工事が終わると
見る機会も少ないのかもしれません。

 

我慢する節電

提案件数で一番多い
「設定温度の適正化」
ですが、

どうしても
クールビズや
ウォームビズが
気になります。

冷房28℃
暖房20℃
です。

ただ、ここで勘違いしがちなのは
設定温度をこの温度にしましょう!
ということではありません。

 

室温がこの温度で
快適に過ごせること
目的になります。

最近は、
夏場に暑さ指数を
考慮しているケースが多いです。

室温だけでなく、
湿度も重要ですね。

設定温度を1℃変えることで
エネルギー使用は約10%
変わります。
(当社でも実際に測定しました。)

大切なことは、
快適で過ごせる環境を
作ることですね。

一番大切な項目ではありますが、
他の改善も同時に行わないと
我慢させるだけ
となってしまいます。

 

実は、本体は室外機

家庭用のルームエアコンでは、
室内機に様々な機能がついており
快適空間を作りだしています。

業務用のパッケージエアコンは
まだそのような機能も少ないのですが、

実は、
心臓部となるエンジンは
室外機についていることが多いです。

そのため、
室内は静かですが、
室外機周辺は大忙しです。

この室外機周辺の状態が
非常に大切になります。

 

省エネ機器の提案をするに当たり
現地調査をさせていただきますが、

この室外機に対する対策は、
明らかに西高東低です。

 

電力料金が高い
気温が高い
ことから
対応が進んでいるのかも
しれません。

電力料金もコストですね。

 

 

心臓である
室外機の負荷を軽くしてあげる
これが、空調設備の省エネに
繋がりますね。

 

空調設備、冷凍・冷蔵設備の
省エネなら当社にご相談下さい。

 

i-Mage.ブログ【Vol.0364】でした。


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