エアコン冷房(クーラー)の効きが悪いと感じたときのチェックポイント

ここ数日の気温予報を見ると、
体温より高い日もあり、
熱中症が心配されます。

浜松では、新盆の7月13日~7月15日に
お盆というところも多く、
盆義理(ぼんぎり)という風習のため、
この暑い時期に出歩くことになります。

事業所、家庭でもエアコンの稼働時間が
長くなる時期ですが、
最近効きが悪いなぁと感じたら、
何か所かチェックをしてみて下さい。

冷房が効きかないと感じたときのチェックポイント

まずは、コレから
□暖房、送風になっていないか。
笑い話のようですが、まずこれはしっかり確認してください。

□温度設定の確認。
クールビズの28℃のイメージがあり、設定温度=28℃と
勘違いされているかもしれませんが、
室内温度を28℃にするためには、室内の環境や天気にもよりますが、
それより下げる必要があると思います。
自動運転の時も設定温度を確認してみて下さい。

次は、
□室内機のフィルター掃除をしてあるか。
室内を循環した空気が、吸い込まれるところにありますが、
このフィルターが詰まっていると、能力低下となるだけでなく、
電気料金もかかり、臭いの元にもなります。

定期的な掃除をして下さい。

 

次に、室外機を確認します。

□室外機が汚れていないか。
ファンに草木が挟まっていたり、
銀色の薄い板の集まっている箇所が
汚れていれば、軽く取り除いて下さい。
水を掛けたりすると故障の原因となることがあります。
風雨に打たれてはいますが、違う角度から入るなどして。

□室外機の周りが綺麗になっているか。
室外機が置いてある場所にはあまり行かないと思います。
でも、エアコンの効きにはかなり関係してきます。

□室内機の周りに荷物が置いてないか。
□室内機の周りに草木が生えていないか。

室内からの熱い空気が室外機から出され、
室外の涼しい空気が吸い込まれますが、
荷物や草木が周りにあると、
熱い空気がそのまま吸い込まれます。

結果、涼しくなりません。

□室外機が直射日光が当たっていないか。
室外機周辺の空気を吸い込みますが、
直射日光が当たっていたり、
屋根の上や、コンクリートの上の場合、
熱が反射して熱くなります。

吹出しの風が影響しない程度話して、
日陰対策をすると良いと思います。

室外機日除け

 

 

 

 

 

写真は、某大病院の室外機置き場です。
吹出し口から離れて、
直射日光も当たりません。
ここまではできなくても、葦簀などで対応可能です。

自分では対応できない

□エアコン能力不足
エアコンには能力があります。
家庭用の場合、何畳用とかとなっていると思いますが、
業務用も通常の室内環境を計算し、
余裕を持たせた能力の機器が設置されます。

建物自体の遮熱断熱状態や
南向き、西向きと言った状態によって、
変わってきます。
南西向きの建物(部屋)が一番陽が当たります。
このような点は当然考慮されていると思います。

室内の人数が増えた、
機器が増えた等の室内環境が変わってきた場合等、
今まで以上に負荷が掛かってきます。

能力不足は、データを測定しないと分かりずらいです。
対策としては、エアコンの増設か、機器更新となります。

ただ、今までと変わらないのに効きが悪くなった場合は、
また別の原因があります。(当社の出番です。)

□室外が高温
冷房能力は、外気温35℃、設定温度27℃を示しています。
それよりも高い外気温の場合、冷えにくいことがあります。

ただ、上でも書きましたが、
室外機の置き場所の問題で、
室外機周辺の温度が40℃以上になっていることもあります。
その場合、上記対処法で抑えることができます。
(室外機への散水はおススメしません。)

□冷媒不足
通常考えにくいのですが、
エアコンの配管内を通っている冷媒が不足していると
効きが悪くなります。
プロに点検してもらうことにより判断可能ですが、
通常の使用をしている場合は、まずあり得ません。

 

業務用エアコンの
効きが悪くなった、
省エネ対策をしたい
という場合は、当社までご連絡下さい。

新モデルの冷凍・冷蔵機版は、
熱交換効率を高めるだけでなく、
熱変換を行うことにより、
熱の発生を抑えることも可能です。

i-Mage.ブログ【Vol.0275】でした。

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