快適空間の作り方 温熱感覚の6要素とは? その② 環境:湿度

i-Mage.ブログ【Vol.0113】です。

快適な空間を作り出すために、人が感じる暑さ・寒さの感覚「温熱感覚」に影響を及ぼすもの、その②です。

その①温度に続くのは、やはり、湿度です。

40%~70%の範囲が良いと言いますが、湿度が高いと暑く感じ、低いと涼しく感じます。

従って、快適な空間としては、夏は70%以下冬は40%以上が目安です。

ところで、この湿度というものには、相対湿度と絶対湿度というものがあり、一般的に言っているものは、相対湿度になります。

絶対湿度は、1立方メートル当たりの空気中に含まれる水分量です。

相対湿度は、ある温度の空気中に含むことのできる最大限の水分量(飽和水蒸気量)に対して、何%の状態かを示します。
温度が変わると湿度が同じでも、水分量が異なることになります。

夏場は、汗をかくことにより、身体の表面の気化熱を奪って蒸発し、身体を冷やしますが、湿度が高くなると汗が蒸発しにくくなるため不快に感じます。
また、この相対湿度を超えると結露が発生することになります。

 

では、エアコンを冷房でなく、除湿(ドライ)にして湿度だけ下げるというのは効果あるでしょうか?

快適さを求める上では、効果があると思います。

ただし、湿度を下げるためには、空気を一度冷やし、空気中に含まれる水分を除去するということをやりますが、設定温度が高い場合、その温度にするため冷やした空気を温めなおすということを行います。

つまり、冷やす+温めるということを行い、冷暖房より電気を多く使う可能性が高くなります。

 

 

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